人材戦略フォーラム2024は、大盛況の中終了いたしました。ご参加いただき誠にありがとうございました。 見逃し配信のお申し込み受付につきましても終了いたしました。
オープンバッジを活用した
人材育成における新しい学びのエコシステム
“人材戦略フォーラム”は、社会における人材育成の課題と新しい学びのソリューションを、参加者とともに考えるフォーラムです。
本年のテーマは、近年急速に活用が広がる「オープンバッジ」。
現在、企業・自治体・大学などあらゆる団体で、資格・スキルや学習歴の可視化、またリスキリングを進める手段として「オープンバッジ」の活用が進んでいます。
- 「社会の要請に応える教育制度改革とデジタル技術の活用」を軸に人的資質の向上を考える一橋大学
- 「オープンバッジを活用しデジタル人材4万人育成」に取り組む旭化成株式会社
- 「学位とは別の学修歴としてオープンバッジを活用」する東北大学
- 「グローバルな教育の質保証を実現」するマイクロクレデンシャルに関する共同WG(JV-Campus、JMOOC)
- 「オープンバッジによるDX推進パスポート発行」を進めるデジタルリテラシー協議会
による講演から「オープンバッジ」の今と未来を考えるフォーラムを開催いたします。
日本の人材育成の未来を一緒に見つめ、考え、創造していきましょう。
オープンバッジとは、知識・スキル・経験のデジタル証明です。
欧米を中心に大学や資格認定団体、グローバルIT企業が多くのオープンバッジを発行しており、日本でもさまざまな団体から発行されています。国際標準規格としてのオープンバッジは、取得した資格や学習内容を目に見える形にし、受検者や受講者を増やすデジタルマーケティングツールにもなります。
認定書・修了証等のオープンバッジが、発行団体からオープンバッジホルダー(取得者)に届きます。オープンバッジホルダーは、オープンバッジを受け取る際、自分専用のウォレットへ貯めることができます。
オープンバッジは、1EdTech(旧IMS Global)の世界共通な技術標準規格で作られているため、どこの発行者から出されたオープンバッジでも自分のウォレットに保管し管理することができます。
オープンバッジは、受講者の学習意欲を高めることが実証されています。
わかりやすくデザインされたオープンバッジを集める楽しみは、学びのモチベーションに繋がります。受け取ったオープンバッジは、メールやSNS等で共有することもでき、自分の学びを掲示することが可能です。
オープンバッジの戦略的な活用
DX時代に、企業は人的資本経営とともに経営戦略と連動した人材戦略の実行が不可欠になっている。戦略的に必要となるスキル・人材と現有するスキル・人材を可視化しそのギャップをうめる。戦略的に、多様で高度に専門化した大規模なスキルが個別に必要になる。それをオープンバッジを活用したスキルマネジメント、つまり、可視化と<人材の育成と活用の統合>によりいかに実現していくか具体的にお話しします。
オープンバッジは、すでに爆発的な普及期にはいっています。
※「ジョブ型時代の人的資本経営/人材戦略 オープンバッジによるスキル可視化と育成・活用の統合」からタイトルが変更となりました。
未来にむけて人材育成が急務
円安に象徴されるように、日本経済の劣化が著しい。また、将来に向かって労働力人口の減少が進む。こうした状況の下で未来を切り拓くための最重要の施策は、人的資質の向上だ。
30分で一気に紹介するオープンバッジの多様な導入事例
個人が取得した資格やスキル、学習や研修のデジタル修了証明である「オープンバッジ」。これを活用した人材育成が、企業・大学・自治体などあらゆる場所で急速に広がっています。ではオープンバッジは、具体的にはどんな場面で利活用されるのでしょうか?
本セミナーで下記のようなシーンに活用される事例を多数ご紹介します。
・現在企業が直面するリスキリング、デジタル人材などの人材育成
・大学における「学歴から学習歴へ」の動き、マイクロクレデンシャルの導入
・研修提供会社、資格団体などにおけるマーケティングとしての活用
デジタル人材育成とデータ活用による企業変革の取り組み
旭化成は創業来、絶えず事業ポートフォリオを進化させ、現在はマテリアル、住宅、ヘルスケアの3領域で事業展開しています。
当社は現中計の中で多様な無形資産の活用とGDP(Green、Digital、People)のトランスフォーメーションに重点を置き活動しています。特にDX(Digital)領域は「人」「データ」「組織風土」をデジタル化の成功要因と位置づけ、人材育成を核に組織風土の変革に取り組んで来ました。その中心的ツールとして活用しているのが2021年からのオープンバッジです。
今回、旭化成がどのようにデジタル化を推進してきたか、苦労話や変化のきっかけ、今後の目指すべき姿まで幅広くご紹介します。
東北大学オープンバッジ〜マイクロクレデンシャル実現に向けて
東北大学は最先端の創造、大変革への挑戦を掲げ、2018年に「東北大学ビジョン2030」を策定した。2020年にはビジョンの改革加速プランとして「コネクテッドユニバーシティ戦略」を定め、全方位でDXを加速的に推進している。教育面では、学生が身につけた知識やスキルを学修履歴として明示できるように、また、「社会とともにある大学」として社会人の学び直しの機会を提供し、学習プランやキャリア設計の構築に寄与することを目指し、オープンバッジを導入した。本講演では、本学におけるオープンバッジ導入の経緯と思想、進捗状況について紹介するとともに、マイクロクレデンシャル実現に向けた課題について話題提供したい。
マイクロクレデンシャルの国内外の最新動向とデジタル発行におけるオープンバッジの活用
産業構造の急速な変化や技術の進展を背景として、大学で修得した知識だけでなく、卒業後も継続的に学習を行うことが必要となっている。これに対して修士や学士などの学位プログラムを補完する教育として、特定の領域を比較的短期間で学び、その学修成果を証明するマイクロクレデンシャルが欧州、米国、アジア各国など各国で注目され、導入が進んでいる。本講演では、マイクロクレデンシャルとは何か、そしてその国内外の最新動向を解説する。さらに、新しい教育の仕組みであるマイクロクレデンシャルと、デジタル証明としてのオープンバッジが両輪となり、これからの、リスキリング、アップスキリング、リカレント教育を支えることを示す。
DX推進パスポートと官民のデジタル人材育成全体像
デジタルリテラシー協議会では、経済産業省オブザーブのもとでDX推進のあり方と必要な人材の議論を行い、官民連携しスキル標準策定に貢献してきました。2024年より新たに「DX推進パスポート」のオープンバッジを発行開始し、DXに必要な人材戦略実行を後押ししています。DXへ向けた組織変革の考え方、必要となる人材、企業として進めていくべきことに関する、国の動き、民間の動きについて、官民の間の立場から「全体像」として整理してお話しします。
本フォーラムは新宿(西新宿AP)で開催いたします。
会場にお越しいただいた方限定の特典も用意しておりますので、ぜひご来場ください。
各講演終了後、名刺交換会を実施します。
登壇者や参加者の皆様同士でお話しいただけるまたとない機会です。
情報収集の場としてぜひご活用ください。
※「未来にむけて人材育成が急務」(11:00~開催)、「30分で一気に紹介するオープンバッジの多様な導入事例」(12:00~開催)では実施いたしません。
講演当日は、会場からオンライン配信を行います。
当日会場にお越しいただけない方も、ぜひオンライン配信でご参加ください。
当日アンケートにご回答いただきました皆様(リアル会場・オンライン会場)に、後日講演資料をお送りいたします。
ただし、配布用講演資料がない講演もございますこと、予めご了承ください。