本講演は、大盛況の中終了いたしました。ご参加いただき誠にありがとうございました。
産業構造の急速な変化や技術の進展を背景として、大学で修得した知識だけでなく、卒業後も継続的に学習を行うことが必要となっている。
これに対して修士や学士などの学位プログラムを補完する教育として、特定の領域を比較的短期間で学び、その学修成果を証明するマイクロクレデンシャルが欧州、米国、アジア各国など各国で注目され、導入が進んでいる。
本講演では、マイクロクレデンシャルとは何か、そしてその国内外の最新動向を解説する。さらに、新しい教育の仕組みであるマイクロクレデンシャルと、デジタル証明としてのオープンバッジが両輪となり、これからの、リスキリング、アップスキリング、リカレント教育を支えることを示す。
慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科
特任教授、博士(工学)、技術士(情報工学部門)。三菱電機株式会社、芝浦工業大学教授、副学長を経て、2021年4月より現職。専門分野は、システム工学、工学教育、プロジェクトマネジメント。教育のDX、マイクロクレデンシャルに関する研究と国内外の標準化、講演を精力的に実施している。
著書:「大学のデジタル変革―DXによる教育の未来―」東京電機大学出版局